アロマセラピーとは



アロマセラピーとは、芳香療法のことをいい、*ホリスティックな観点から
全体的な健康と美をバランスよく増進するための自然療法です。

1920年代科学者だったルネ・モーリス・ガトフォッツセは、研究室
での爆発事故で片手に大きな火傷を負いました。その際、実験室にあった
ラベンダーの精油に手を突っ込みました。
その後、驚くほど手の痛みがとれ感染もせずに傷が癒えてゆくのを
実感しました。

この体験から、植物の精油を体系的に医療に役立てる研究をはじめ
『アロマテラピー』という用語を使い本を出版しました。

※アロマセラピーは、英語読みです。本院は、英国式を採用しています。

アロマセラピーの父


オーストリア生まれのマルグリット・モーリーは、夫とともに
ホメオパシーや鍼灸マッサージなどの代替療法を学び香りを
心身両面のアンバランスを整え、エイジングケアや健康を保つという
ホリスティック・アロマセラピーという現在のアロマセラピーの
分野を作り出しました。

アロマセラピーの母

ホリスティック(holistic)とは、ギリシャ語で「全体性」を意味する「ホロス(holos)」を語源としています。 そこから派生した言葉には、whole(全体)、heal(癒す)、health(健康)、holy(聖なる)…などがあり、とくに、health(健康)という言葉自体が、根底に根ざしています。 バランス・全体的・関連といった意味になります。
もともとは、東洋医学的な思想で人の健康は、体・心・環境など全体的なバランスが必要と考えています。

しかしながら香りと人とのつながりは、この100年ほどの
歴史で培われた技術ではありません。
数千年前の時代より受け継がれてきた伝統的な療法なのです。

古代エジプトにおいては、宗教的意味合いで作られたミイラや
美容や健康を守るために芳香のある油を体に塗りました。
古代のインド・ギリシャ・ローマといった時代にも同じような
意味合いで香りは、健康や宗教といった文化と深く関わりを
もっていました。
日本でも冬至にはいる”ゆず湯”や先祖の供養に用いる
線香など生活の一部となっています。

香りの歴史

アロマテラピーのメカニズム

香りは、一瞬で心身をシフトする!
アロマセラピーのメカニズムは、嗅覚と脳のしくみと関連
づけて説明されます。香りの刺激が脳に伝わるまでの時間
0.2秒以下。歯痛や体の深部の痛みが脳に伝わるのに
0.9秒以上といわれているので、いかに早いかおわかりになるでしょう。

香りの刺激が伝えられる脳の部位と快・不快を感じる部位
は大変近いので、香りによって人の気分(情動)は左右される
ことが、わかっています。
香りを嗅いだ時、なんとなく いい気分になって嫌なことを忘れて
しまうことや、逆に嫌な臭いでこれは、食べられないと瞬時に
察知したりすることなどありませんか?
現代人でも普通に一週間生活するだけでおよそ2000種類以上の
香りを嗅いでいるという報告もあります。

香りは、脳に語りかける

植物がもつこの偉大なパワーは、人の体や心といった
生活のあらゆるところに効果を発揮いたします。

精油の効果・体

精油の効果・心

もっと広がるアロマの可能性

日本においては、リラクゼーションや美容といった分野で広まった
アロマセラピーですが、現在は、医療や介護、精神の安定といった
分野にまで影響を与えています。
例えば認知症の予防などにも自律神経を整えるという側面から
効果が期待できるといわれています。

アロマの可能性は無限です


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