スキンシップで愛情を築く

人間にとって最初に発達する感覚は触覚といわれています。

受胎後８週目には手で子宮壁に触ったりする行動が見られ、２０週を過ぎると指を吸う動きをする胎児もいます。触覚が最も早く発達するのは、生存するのに必要な環境か否かを知る必要があるためと桜美林大学の山口創教授は語ります。

誰もが感覚として『親子のスキンシップは大切である』という認識は持っていると思います。
それを裏付ける有名な『ハーロウの赤毛サルの赤ちゃんの実験』があります。人工繁殖を行うために衛生的な環境（金属の檻）で飼育した場合、数日で死んでしまったのに対して代理母（布で作った人形）を入れて飼育すると飛躍的に延命効果が上がったというものです。

これは子ザルにとって生き延びるのに大切なことは、ミルクを与えてくれる相手を選んだのではなく、肌の感覚で自分を安心させてくれる相手を欲していたということです。このように、肌の感覚は心にも大きな影響を及ぼします。人身を安心させる温かい感触や香りは単純にリラックスした気分だけではなく、生きる勇気までも与えることができるのではないかとアロマセラピストとして強く思います。

掛川市では子育て支援としてＨＰやパンフレットを多くの親御さんに公開しています。
『掛川市スキンシップのススメ』で検索してください。

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