美と健康を脅かす『コゲ』！

前号では、『サビ＝酸化』でしたが今回は『コゲ＝糖化』についてです。

糖化とは、タンパク質に余分な糖質が結び付き
そこに熱が加わることでタンパク質が変性・劣化し、最終糖化産物（ＡＧＥｓ）を生成する反応のことをいいます。

体内で起こる糖化は、体温の熱が引金になることから体が『コゲる』とも表現されます。

ＡＧＥｓが血管に蓄積されると動脈硬化のリスクが高まり、眼の水晶体だと白内障に脳に溜まるとアルツハイマー型認知症のリスクになり、皮膚
に溜まるとシミ・シワ・たるみを引き起こします。

●ＡＧＥｓの量が多い食べ物
ＡＧＥｓは　こんがり焼けたきつね色の部分に発生します。トンカツ、唐揚げ、ステーキなど揚げる、焼く、炒めたりした動物性脂肪の多い食品に多く含まれます。

●糖質の量が多い食べ物
精製された砂糖、小麦、人工甘味料、アイスクリーム、スナック菓子などは糖質量が多く含まれています。菓子やジュースに含まれる人工甘味料は、砂糖のおよそ１０倍の速さでＡＧＥｓを生成し、体内に蓄積されるので注意が必要です。

●『コゲ』を防ぐ工夫
糖質の吸収をおだやかにする食物繊維の多い
野菜やキノコ、海藻類を一緒に食べましょう。
また、精米や小麦粉から玄米や全粒粉に置き換えるなどなどです！

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